2005年8月10日 「よかちゃ」取材レポート
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福岡に新しく出来ました、メイド喫茶「よかちゃ」の取材に行ってきました。
メイド喫茶があれば全国だけでなく台湾までも取材に行っていますtakaxo様との同行取材でした。
所在地の地図。(マピオン検索)
図中の赤の十字マークの位置にお店の入っているビルがあります。
このビルの4階です。
まんだらけとメロンブックスのある渡辺通りと、アニメイトのある親富考通りとの動線上にあります。
両方をはしごする時に、ちょっと休憩って感じで立ち寄ることが出来ますよね。
お店の中ですが、元はダンススタジオとの事で、横長に奥行きが広くなってます。
4人席が6つ、2人席が6つで、座席は計36席となります。
店奥左側。南側はタイルガラスによる明かり取りが前面にあります。おかげで店内は明るいです。
店奥中央。
店奥右側。上部の時計がおもしろい動きをしています。
店の奥より入り口方面左側を望む。北側壁面にはダンススタジオ時に設置されていた鏡面がそのまま流用されています。
料理を出すカウンター前。なんとビールサーバーが作りつけられています!
お仕事が終わった後にメイドさんに提供された生ビールで一服♪
お仕事の疲れがいっぺんに吹っ飛びますよね(笑
メイドさんはここから料理や飲み物をキッチンから受け取ります。
ティーセット等はここで準備準備♪
ご主人様のテーブルに配膳しています☆ 優雅な感じで♪
メイド服はラズベリークイーン社製です。(参考リンク)
ここのホワイトカフスベーシックメイド服を使用しています。
お店のオーナーと総括部長さんにインタビューをさせて頂きました。
以下がその内容であります。
開店のいきさつについて
・まず何かしらのカフェを開きたい。
・ターゲットの年代層は30代前後。
・今、需要がありそうな分野として、コスプレやアニメ系を中心とした感じ。
・東京や大阪ではメイド喫茶が流行している。しかし九州にはそのようなものは無い。
・今ならば、「九州で最初のメイド喫茶」になれる。
上記の事から、九州で初となるメイド喫茶をOPENさせようと決したとの事。
開店の準備及び場所探しについて
・いろいろな場所を選定したが、ビルのオーナーの理解を得るのが難しく、選定は困難だった。
・現在地でやっと理解を得ることが出来、この場所に決めた。
・OPENを決定したのは2ヶ月前。
・2ヶ月で内装を準備した。ほぼ手作りで、白を基調としたデザインを生かすため、床には特に力を注いだ。
・研修については、準備期間が短かったため、メイドさん決定後1・2回くらいしか行えなかった。
・研修の参考としたものは・メイドカフェのガイドブックやDVD等を使用した。
・地方という事で、メイド喫茶経験者は少なかったため、上記を参考にした。
・実際にスタッフ数人を東京や大阪のメイド喫茶へつれて行き、雰囲気を研究してもらった。
(スタッフの中には自らこれらのお店へ行き、事前に勉強し、福岡にお店ができるのを待っておられた方も多数います。)
・既存の普通のレストラン等のようなマニュアル重視の接客でなく、雰囲気重視の接客を目指すための研修にした。
お客さんにはどのような期待をしていますか
・周辺にはまんだらけやとらのあな、メロンブックス、アニメイト等があり、そこに立ち寄った後にちょっと寄ってもらいたい。
・一般人も含めたオールマイティに受けるというよりも、ピンポイントで受ける方向に。やはりお店を好きになってもらいたい。
・家に帰ってきてもらう感じを想定している。お屋敷のような硬い感じではなく、アットホームに。
接客で特に注意することは
・メイドとしての振る舞いを重視。
・お仕事をきっちりとこなす事よりも雰囲気を特に重視。
・演じるのではなく、あくまでメイドさん個人の素の表情で接客する事。
制服(メイド服)は用意しているのか
・ラズベリークイーン社製のメイド服をいくつかのパターンに分けて用意。1パターンはだいたい6着程度。
最後に店としてのアピールをどうぞ
・既存のメイド喫茶に無い、「よかちゃ」のスタイルを作りたいです。
・何かしらのイベントをいろいろ開いていきたい。
・東京とかからも来てみたいと思える店にしていきたい。
・「九州」という味を生かしていきたい。
・出来れば日本一のメイド喫茶となれるようにしていきたい。
総括
オーナー及び統括部長さんの方の思いとしては、やはり「九州初!!」を目指して開店まで頑張ってきたとの思いが
強く感じられました。
今までメイド喫茶といえば、東京の秋葉原や大阪の日本橋を中心に、札幌・宇都宮・新潟・甲府・名古屋・京都・神戸
と、東に多くが集中し神戸が西限という、東高西低の図式が現実でありました。
九州の中心である福岡、その中でもアニメ・漫画・ゲーム系のショップが集まっている天神地区に今まで無かったのが
不思議なくらいなのですが、やはりメイド喫茶先進地区から外れるとなると、メイド喫茶を開きたいという思いだけでは
開店はなかなか厳しいような感じを得られました。
特にビルのオーナーの理解を得ることが一番厳しかったとの事であります。
しかし、今年の1月にイベント限定ではありましたがメイド喫茶がお目見えし、少しは福岡にもメイド喫茶の雰囲気は
少なくともメイド喫茶に興味のある方々には伝わっていたのではないでしょうか。
天神地区といえば、九州各地からだけでなく、本州方面からも高速バスが集まるバスセンターがあり、また西鉄大牟田
線の始発の駅もあります。
博多駅からは離れていますが、地下鉄を使えばわずか3駅で天神に来れる位置にありますし、この地下鉄は福岡空港
にも直結しています。
という事は、知名度が上がれば、高速バスによる訪問だけでなく、新幹線や飛行機での訪問も可能という事です。
特に福岡空港は、都市型空港としては日本で一番都市部に近いところにある空港ですので、利便性は計り知れません。
その天神地区に、8月9日、ついに九州発のメイド喫茶が本格的にオープンしました。
開店決定からの準備期間が短かったということもあり、まだまだ模索中というのが現状みたいであります。
しかし、短い中でも店としての方針を決定し、営業後はご主人様と共に発展していこうという意欲には非常に共感を得る
ことが出来ました。
今は既存のメイド喫茶を参考にしながら、いいものは吸収していこうって事でしょうが、早く福岡独自のイメージを
確立し、九州からだけでなく全国から訪ねてきて頂ける様な、素敵なメイド喫茶に成長して欲しいと思います。
メイド喫茶「よかちゃ」
住 所:福岡市中央区天神三丁目7−3 タワーズ天神4F
H P:http://www.yocacha.com/
e-mail:yocacha@tea.ocn.ne.jp
取材協力:takaxo様(takaxoの食い物屋レポート)